双門の滝レポ 06.5.03-05〜
日本の滝100選の中で、たどり着く難易度が高いとされる滝の一つ、双門の滝。この日チャレンジするのは
あじゅさん、すぱ様、なんちゃん、春爛漫さん、ふたつぎさん、んがお夫妻さん、私の8名だ。
当初同行予定だった金さんは、予定を早めて2日前に双門に行ってきたとのこと。当日に備えて、前日の夜
から現地入りしていた我々メンバー一行は、現地情報をたっぷり仕入れている金さんのキャンピングカー
(通称:伴駈巣)に集まった。決行前夜の楽しい宴は、夕方から始まっていたのだ。
ゴールデンウイーク休みを利用して滝巡りを予定していた私は、前々
日から紀伊半島入りして南紀一周滝めぐり。その後にみんなと合流し
た。待ち合わせ場所、道の駅「吉野路黒滝」に着いたのは、
午後8:00。すでに宴会は中盤戦へ突入していた。
早速中へお邪魔すると、なぜかすぱ様が・・・!期せずして再開を果
たした彼と、今回も最後まで行動を共にさせてもらうことになるのだ。
伴駈巣酒場は大いに盛り上がり、共通の趣味を持つ仲間同士で
いつまでも話しが尽きない。酒&睡魔に負けた私以外は、遅くまで
語り合ったそうだ・・・(^^;
翌朝、金さんに記念撮影をしていただき(→)いよいよ出発です。
金さんに見送られながら、一同は双門へ向かった。
金さん提供、出発画像
登山道入口の看板 滝への入口となる登山道へ、なんちゃんと春爛漫さん、2台の四輪駆動車に
分乗させていただいた。林道をぐいぐいと進み、終点付近(←)へ駐車。
身支度を整えて出発する。出発はちょうど6時頃だった。
駐車場所から坂を下り、河原沿いを歩く
こと30分。まずガマの滝前へ到着。
ガマの滝は、その名のとおり、これでも
かと言うほどガマ蛙が住んでいる。
滝前で一休みしさらに進む。
岩場を乗り越え(→)、壊れかけた橋を
渡り、ところどころで休憩しながら
ゆっくりと歩く。
それなりに危険な道だが、みな慣れた
様子で楽しんでいる。
岩場のルート
今回は紅一点のんがおRさんがご一緒
である。サポートするダンナさんと最後
尾を歩いている。それぞれがペースを調
整して歩き、結局みな同じような速さで
進む。やはり楽しみは共有しながらが
良いのです♪そういう意味で、今回も
チームワークは抜群だった(^^)
しかし、先頭から落石を発生させて
みんなを危険にさらしたすぱ様には後
に、重い処分が必要です(^^;
一・二の滝前のつり橋 三の滝(帰りに撮影)
途中、つり橋の前に流れる一・二の滝。登山道からちょっと離れたところでは
三の滝も見ることができる。三の滝へは帰り道に寄る事にして、まずは先を
急ぎます。その三の滝で、帰りに大きな事件が起きることになるのだ・・・。
次々に現れるハシゴ この辺りから、垂直のハシゴが次々に
現れ、登山道は一気に高度を上げて
いきます。ハシゴを登りながら周りを見
渡すと文字通りの断崖絶壁。
金さん情報によると、ハシゴは32ヶ所
あるそうで、よく見るとハシゴにはそれぞ
れ1〜32の数字が書いてあった。
28ヶ所の登り、さらに4ヶ所の下り、計32
回ハシゴを越えればいいのだ。この情報
はとてもありがたく、みんなで残りの
景色はいいが・・・。
ハシゴの数を数えながら、お互いに励ましあって進みました。
そして32ヶ所のハシゴを終え、いよいよ滝の展望場所へ到着!時間は9:30
だった。全員の到着を待ち、みんなで到着の喜びを分かちあったのでした・・!
双門の滝 双門の滝は撮影場所が限られて
いるため、かわるがわる滝を撮影し
ます。足を踏み外すと命を落としそう
な切り立った崖の上にあるので
みな慎重に慎重に・・・(^^;
滝は、撮影場所から200m〜300m
程の距離にあり、迫力はあまり感じ
ません。しかし十分な達成感は味
わえます。もし、滝つぼを目指すなら
崖を100m以上下り、さらに沢を登ら
なくてはいけません・・・(^^;
集合写真
滝壺を目指す人がいるわけもなく、みな十分に満足して記念撮影をする。
記念撮影をする習慣っていつからだろう。大切な思い出記録です(^^)
事件のあった滝壺  【 帰り道に寄った、三の滝での出来事 】
みんなで滝を撮影していると、滝の左手にある崖から「がさがさ!」という物音
が響き、50キロはあろうかという大型犬(ゴールデンレトリバー)が滝壺に落ち
てきた。犬は、数秒もがいた後、ぐったりとして水中に沈んでいった。
時間にするとほんの数秒の出来事だったが、衝撃的な出来事でした。
みんなで必死に犬を陸にあげていると、飼い主さんが現れました。しかし
すでに息を引き取った犬を目の当たりにして呆然となってしまう。
ハシゴが連続する登山道で、犬が登ってこれるとはとても思えない場所だ。
なぜこんな危険な場所に犬が来れたのか。という疑問と、なぜこんな危険な
場所に犬を連れてきたのか。という疑問が頭に浮かぶ。
飼い主さんは、自分の荷物を取りにいくためか、登山道へ戻っていった。
私たちもその場に犬の亡き骸を残し、再び下山を始めた。
事故は起こるべくして起きたのかもしれない。避けることはできたはずだ・・・。
ベース基地となっている道の駅「吉野路黒滝」に戻った一行。ここで
解散となったが、私とすぱ様は、中の滝を目指して大台ヶ原に向かう事に。しかし、渋滞もありこの日の決行は途中で断念。
翌日行くという春爛漫さんの計画に相乗りすることにして、大台ヶ原
駐車場で一夜を明かした。
結局、春爛漫さんとはご一緒できないまま二人で中の滝へ向かい、
小さな小さな中の滝を遠望(2kmあるらしい)で楽しんだ。
これでGWの滝めぐりは終了。いろいろあったが充実した3日間だっ
た。一緒に行ってくれたみなさん。貴重な情報を提供してくれた金さ
ん。行かせてくれた家族。いろいろな人達に感謝感謝です♪